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危険物の乙4でできること!

危険物の乙4でできること! [危険物取扱者乙4]仕事情報
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危険物取扱者の乙種4類の資格を取ると、ガソリンや灯油、軽油、重油などの引火性液体の危険物を扱うことができるようになります。

このページでは、実際に乙4の資格を取ることでどのような仕事ができるようになるのかを紹介していきます。

ガソリンスタンド

危険物の乙種4類に該当するガソリンや軽油を扱う職場として、一番身近なのはガソリンスタンドといえます。

ガソリンスタンドは2019年の時点で全国に3万か所あり(出典:経済産業省 資源エネルギー庁「揮発油販売業者数及び給油所数を取りまとめました」)、車に乗る人にとっては常に意識する存在です。

危険物を取り扱うときは、資格を持った人が直接作業するか、資格を持っていない人が、資格を持っている人に立ち会ってもらって作業する必要があります。

そのため、ガソリンスタンドではガソリンや軽油を給油するとき、職場には常に危険物乙4の資格を持った人がいなければなりません。

セルフ型ガソリンスタンドでは、給油中、危険物乙4の資格を持った人がモニターで監視してボタン操作をすることで、立ち会っていることになっています。

24時間営業のガソリンスタンドも数多く、人手の少ない深夜にも乙4の資格を持った人を必ず配置しなければいけないので、乙4の資格を持っていると重宝されやすく、時給も上がりやすいです。

また、ガソリンスタンドには危険物を取り扱う作業者に指示を出したりする、危険物保安監督者が必要になります。

ガソリンスタンドで危険物保安監督者になるには、危険物の甲種または乙種4類の資格を持ち、6カ月以上の実務経験が必要になります。

ガソリンスタンドの危険物保安監督者は基本的に所長が任命されるので、乙4の資格を取って実務経験を積めば、ガソリンスタンドの所長になれる可能性があります。

タンクローリードライバー

タンクローリーは、ガソリンや軽油などの危険物を運ぶことも多く、その場合、必ず危険物乙4の資格保有者が乗っていなければなりません。

基本的に人件費削減のために一人で運転することが求められるので、乙4の資格は必須といえます。

タンクローリーがガソリンや軽油を運ぶときはガソリンスタンドに運ぶことも多いので、ガソリンスタンドの数だけ、タンクローリー運転手が乙4の資格を取る必要性も高まります。

大量の危険物を運ぶ仕事であるため、違う危険物を混ぜたり、危険物を入れすぎたりすると大事故につながりかねません。

一つの作業をするたびに指差し確認をしたり、普段以上に慎重に運転する等、ルールをしっかり守ることができる人が向いています。

ビルメンテナンス

オフィスビルや商業施設など、建物の設備の点検やメンテナンス、トラブル対応をするのがビルメンテナンスの仕事です。

ビルのボイラーや非常用発電設備の燃料に、重油や軽油が使われていることが多く、その取り扱いの際に危険物乙4の資格が必要です。

特に、非常用発電設備は消防法や建築基準法によって設置が義務付けられている建物も多く、燃料に重油が使われていた場合、乙4の資格がないと一人で作業することができません。

ビルメンテナンス業界は基本的に人手不足なので、危険物乙4の資格を持っていないと戦力として見てもらえないほど、ほぼ取得必須な資格と言えるでしょう。

逆に、資格を持っていれば未経験でも採用されやすいので、乙4の資格を活かしやすい仕事です。

石油・化学メーカー

石油の製油所や化学工場では引火性液体が取り扱われるので、危険物乙4の資格は必須と言えます。

工場では、オペレーターが製造設備の操作や点検、パトロール、原材料の補給を行います。

危険物を取り扱う際には、やはり資格保有者が作業するか、立ち会う必要があるので、資格がないと一人立ちできません。

化学メーカーは待遇がいい会社も多く、危険物乙4の資格を取ることで最低限の知識があることを証明できれば条件の良い会社に就職できる可能性も上がるでしょう。

また、石油・化学工場では危険物を大量に取り扱うことになるので、危険物の性質や取扱いの知識も必須です。

単に資格を取るだけではなく、しっかり知識を定着させながら勉強する必要があります。